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2014/09/20

当社の笛師のご紹介 その1

弊社では、地域の秋祭り(毎年10月)にお囃子方(横笛の担当)として参加しているスタッフが数名おります。スタッフの横顔をお客様に紹介することを目的として、来月(10月)の本番に向けて板金担当:桑高大器と原田拓也の2名に、練習内容や笛に関することについてインタビューいたしました。

2014年9月5日 大器さんインタビュー
14:00~15:10

■始めたきっかけは?

 小学校の時に、小太鼓をたたいておりました。地元の小山平地区の屋台に現在の師匠がおられ、そのフレーズを聞いて育ってきました。

18歳の時に祭りの青年に入り、師匠にお願いをして弟子入り致しました。ただその師匠も、大師匠に弟子を持ってよいかの許可をいただいてから、弟子にしてもらったのが最初です。 (その際に、兄と一緒に弟子入りした)

■いつごろから笛を吹き始めましたか?

習い初めてから29年が経ちます。

■どのようなところが楽しい・面白い・良かったですか?

  小さいころから、吹いている姿を見ていて、“粋”な部分を感じておりました。 習い始めてからは、年齢を重ねてもできるところにも魅力を感じております。 好きでやっておりますので楽しいです。

■どのようなところが難しいですか?

  始めたのが遅かったため、指の動きがぎこちないと感じる時があります。そこに慣れるのが難しかったと思います。 好きでやっているため、難しさという感覚はありませんが、基本をまずは身に着けることをクリアできるかどうかが難しいかもしれません。 基本がありますが、「ヒャラヒャラ3年」というくらい反復練習が最初の段階で必要になります。

■どのようなことを考えながら吹いていることが多いですか?

  小太鼓を聞きながら、笛を吹いている 小太鼓の音を聞きながら、笛を合わせています。ただ、指は勝手に動いていると感じます。

■笛を吹いていて、印象に残っていることはどのようなことでしょうか?

  一人でも聞いてくれているなと感じるので、常に真剣に吹いております。地域によっては、すごい人数が周りにいることもあります。

■使っている笛について?

  自分で作っております。おおよそ2か月くらいかかります。竹は八高竹(ハチコウダケ)を使い、山へ行って切ってきます。

難しいところとしては、音合わせが難しいと思います。穴をあけてから毎日吹いて、栓棒(センボウ)の位置決めをします。 笛を作ることも稽古ごとなので、誰も教えてくれません。師匠から見て教わります。

■最後にひとこと

父親は、大太鼓をたたいておりました。その影響もあると思いますが、お囃子が好きだから、お祭りが好きだから笛をやっていてよかったと思います。

  練習しているとき(稽古)は、自分との闘いになるので、自分がどうなりたいかというところを大切にしています。

終わりなき道というか、自分が終わりと思ったときに終わってしまうのではないでしょうか。 一緒に練習している仲間の中で、もっと上手な人がいるので、切磋琢磨しています。 笛について、自分が目指している人と何が違うのかを自分で「探っている」・「探している」・「探し続けている」状態です。 これが、笛を吹いていて難しいところであり、楽しいところであると思います。

仕事の合間を縫ってのインタビューに答えて頂きまして、ありがとうございました。

  次回は原田拓也さんのインタビューを上げる予定です。

  乞うご期待!!